アラフィフ自営業妻の独り言

ほそぼそ自営業を営む夫と貧乏暮らし。

読書日記「五月のガザ」

こんにちは、うみです。


今日は図書館で借りた本の返却日でした。出かけるとき忘れずに持って出ねば。


地元の図書館はとても小さくて、ネットで知った読みたい本や新聞の書評で興味を持った本のタイトルをメモして探しに行っても、ほとんど置いていません。
それでも、棚を端から端までゆっくり歩いて書棚の背表紙を眺めると、「あ、これ借りたいな」と思う本が毎回4、5冊出てきます。
書店で買うよりも、ネットで古本を買うよりも気軽に読めるので、図書館はいいな。
貸出期間は2週間。スキマ時間に本を手に取るくらいでは、3冊借りても読みきれるかどうか💦学生~独身の頃は5冊単位で借りていたものですが、今は今の自分のペースがわかってきたので、欲張らずに借りてきます。


今回読み終えたばかりのこの本。




フォトグラファーの押原譲さんが、2004年に3週間、ガザを単身訪問した記録です。
今年イスラエルで音楽フェス襲撃事件が起きるまでは、パレスチナ情勢のことをほとんど理解していなかった私です…💦


ほぼ20年前のこの頃から、イスラエル側からガザ地区には日常的に砲撃が行われ、
ブルドーザーで境界近くの畑が潰され、
住宅も壊され、
家から逃れでた人たちが撃たれ、
子どもたちがスナイパーに狙い撃ちされ…


それが日常のように行われていたということを、知りませんでした。


押原さんが取材で知り合ったガザの住人たちはそんな日常の中でもたくましくユーモアも交えて描かれてもいるけれど、
今は無事でいるのだろうかと、胸が痛くなりました。



停戦が終わって、イスラエルはガザの住人の逃げ場がなくなるような大規模な攻撃をはじめているようで。


どちらも「積もり積もった憎しみ」は、これは解決の道がないのではないかと、思ってしまいます。


こうして知ったとしても、できることはほぼ「ない」に等しいけれど…
知らずにいては、無関心でいては、
いけないなあと反省しました。


最近テレビもあまり見なくなり、1日新聞を読む時間もなかったりすると、ネットでチェックするニュースやお知らせは、
気をつけないと「得たい情報」に大きく偏って流れてきますから…💦



今日は実家の用事を済ませたら、本を返してきます。
今度は何を借りようか。